研創電子カタログvol.50
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234339Sign Planning導線の把握対象となる建物の利用目的を把握した上で、外部、内部とも、人の流れ(導線)の把握を行います。人や車が、何の目的で、どの部分に移動して行くのか、そのパターンは何通りあるのか。また、その中でどの部分がメインとなり、それに附随する部分が、どこになるのか、などを絞り込みます。プロット図の作成導線がしっかり固まった時点で、利用者をよりスムーズに目的地へ誘導するために必要なサインのリストアップを行います。建物名表示、総合案内表示、誘導表示、各階案内表示、室名表示、ピクト表示、階数表示 他。リストアップ後、導線に対する、利用者の視野を考慮に入れ、設置位置(プロット図の作成)、およびタイプ(平付けタイプ、突出しタイプ、自立タイプ、天吊タイプ等)の検討を行ない、各サインアイテムの数量を出して行きます。サインデザイン・意匠図作成設置位置、タイプを検討した後、対象となる、建物、施設の環境や利用目的を考慮に入れ、サインのデザインを行ないます。デザインワークで、形状、サイズ、仕様、材質、仕上げ等を固めた時点で、アイテム別の意匠図を作成します。その際、よりイメージをつかむため、カラー図や設置イメージCGを作成する場合もあります。この時点で、表示内容もある程度イメージとして捉えておきます。また、全体の予算出しも行ないます。製作図面の作成意匠図で、サインの形状、仕様、サイズ、仕上げ、カラー、表示方法等の承認後、製作図面を作成します。この時点で、表示内容、書体、ピクトグラムなどの最終決定も行ないます。サインの全体像を立案し、魅力的な空間を創造。人々の動きを想定しながらどのような内容の情報を、誰を対象として、どこに、どのようなサインで表示するかを検討します。1サインプランニング

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